[副校長] 挑む

挑 む

ウインタースポーツのシーズン真っ盛りである。本校では3年生の松原 茜さんがフギュアスケートで3年連続の全国大会出場を果たし、いよいよ開催地の盛岡へ出発する。3年連続での全国大会出場という言葉の奥に本人の努力が読み取れる。日頃の成果を思う存分発揮すると共に、高校最後の大会を是非楽しんできて欲しいと願っている。

この季節、戦いはスポーツだけではない。本校生徒も挑戦するセンター試験を皮切りに大学入試が本番を迎える。埼玉県内では中学入試や高校入試もはじまりだした。

本校でも16日の土曜日が第1回目の入試日。本校の入試は、書類審査と面接のみである。しかしそれでも出願した中学生とその保護者は、緊張感を持ち入試に臨む準備をしているに違いない。どうか面接試験では落ち着いて、高校生活に対する前向きな思いを聞かせて欲しい。(尚、本校では今回の入試の後も4月上旬まで、中学生対象の入試を随時行う。)

入試や大会にとどまらず、人は挑戦を重ねながら人生を歩んで行く。勝つこともあれば、思うような結果にならずに涙する事もある。しかし大切なのは何かに挑むという行為。その挑戦に費やした時間と心の在り様が、強くしなやかに人を成長させるのだ。

頑張った自分に胸を張り、支えてくれた周囲に感謝する。そして勝っても負けても、次の挑戦につながる何かを得てくれたのなら、その挑戦は大成功である。

 

昨年の冬ヒットしていた歌の歌詞「ありのままの~♪」の自分とは、そういう行為を積み重ねた先にいる自分の事であって、なにもせずにその日暮らしをしている自分ではないのだ。その事を確認しつつ、挑戦のために前に進みだした皆さんにエールを送りたい。

挑み始めたキミの未来、光り輝け!

 

2016.1.12  副校長  伊坪 誠

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